技術情報

アルミ部品の軽量化を検討していましたが、候補であったPEEK樹脂のコストが高すぎて困っていました

電化製品

 

業種

電化製品

背景

アルミ部品の軽量化を検討していましたが、高速回転して非常に高い負荷がかかる部品のため、高温時にも高い機械強度を維持できる材料が求められていました。このような過酷な環境でも使える樹脂として、PEEK樹脂が検討されていましたがその材料コストが高すぎるため困っていました。

アドバイス・支援したこと

PEEK樹脂のコストの半分以下で、高い耐熱性を示す高耐熱PPAコンパウンドを提案しました。
高耐熱PPAコンパウンドはガラス転移点が135℃とPEEKに匹敵するレベルの耐熱性を備えた材料です。

結果、成果など

高速回転により局所的に温度が高くなる部品ではありましたが、高耐熱PPAは高温でも高い機械特性を示す材料のため、アルミ代替として採用することが可能となりました。
結果としてPEEK樹脂と比較して半分以下のコストで抑えることができました。