特殊形状アルミナフィラー|CeramNex
樹脂材料の熱伝導性向上、剛性アップによるチューブの薄肉化等に
メーカー名:DIC株式会社
「CeramNex(セラネクス)™」は、独自の無機酸化物合成技術を用いて特徴的な形に形成、制御したアルミナフィラーです。
板状や多面体、カードハウス状といったユニークな形状の製品を展開しています。
これらのアルミナフィラーは高い結晶性を有しており、用途に合った形状を選択しマトリックスに添加することで、熱伝導率や剛性、耐摩耗性などの向上が期待できます。
CeramNexの用途
CeramNexは、アルミナの特性とそのユニークな形状から、様々な用途への展開が期待されています。
- 樹脂コンパウンド、シート、グリース(熱伝導性)
- フィルムやチューブの薄肉化(補強性、バリア性)
- コーティングや潤滑剤(耐摩耗性、耐熱性)
CeramNexの製品ラインナップ
板状アルミナ
厚さと粒径がそろったミクロンサイズの板状粒子
独自合成技術により量産に成功
多面体アルミナ
従来にはない25μm以上の大粒径、14面体構造
粒子同士の面接触が可能、効率的に熱伝導パスの形成
CeramNexの活用事例
①熱伝導性コンパウンド
(板状アルミナ添加)
- 平面方向の熱伝導率向上
- 機械強度向上
- 球状フィラー併用で厚み方向の熱伝導率向上
②樹脂シート
(多面体アルミナ添加)
- フィラー面接触による太い熱伝導パス形成
- 高熱伝導率
③チューブ
(板状アルミナ添加)
- 機械強度向上
- 耐圧性向上
- 薄肉化
- バリア性向上
*本ページ記載の特性値は代表値であり、保証値ではありません。