lyfecycleに関するFAQ(よくあるご質問)

生分解性改質マスターバッチ「lyfecycle」に関して、よくいただくご質問をまとめました。

Q.lyfecycleの技術はどのように機能するのですか?

A.lyfecycleは「バイオトランスフォーメーション」という独自の分解技術により機能を発現しています。

lyfecycleはペレット状のマスターバッチ製品で、中に触媒が含まれています。

このマスターバッチを成形前に添加して樹脂を成形することで、一定期間が経過すると分解が始まるようになります。

製品の想定使用期間が過ぎると、まずマスターバッチ中の触媒が働き始めることで、ポリマーの結晶・非晶質構造中の炭素−炭素結合を切断して、ワックス状に変化していきます。

その後、独自の合成プレバイオティクスにより、微生物、真菌、バクテリアらを引き寄せ、ワックス状になった物質が消化され、生分解されていきます。

分解タイミングをコントロールできるという特徴があるため、lyfecycleを添加した製品は分解開始前であればリサイクルが可能です。
lyfecycleを添加したプラスチック成形品に「リサイクル期限」を表示することで、ユーザーに「責任ある廃棄」を促すことができます。

lyfecycleは、生態毒性の問題を起こすことなくポリオレフィンを生分解(水、二酸化炭素、バイオマスに分解)させることを証明した、世界で唯一の技術です。

lyfecycleを添加したポリエチレンやポリプロピレン製品を、第三者機関によって生分解性試験をしたところ、プラスチック容器は336日、フィルムは266日で生分解されることが確認されました。

この分解試験は埋め立てやコンポスト等は使わずに行われています。また、マイクロプラスチックも残さず、環境に害を与えることもありません。

lyfecycleは、完全かつ安全に自然に還ることができる素材のみを使用しており、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を損ねることもありません。

この分解技術は、北米のプラスチックリサイクル協会(APR)やヨーロッパのプラスチックリサイクル協会(PRE)のガイドラインに従って、完全にリサイクル可能であるということが、独立機関によって証明されています。

Q.バクテリアはどこにいますか?

A.lyfecycleには、独自の合成プレバイオティクスが含まれており、これが自然環境に存在する微生物、菌類、バクテリアなどを引き寄せます。

Q.lyfecycleはどのような用途に使われていますか?

A.次のような幅広い分野のプラスチック製品に使われています。

  • 射出成形、熱成形PP:
    惣菜用のプラスチック容器など

  • 射出成形PP、LDPE:
    清涼飲料水や洗剤のボトルのフタなど

  • 単層・多層CPP、LLDPE、LDPEフィルム:
    ポリ袋、果物包装ネット、惣菜包装フィルム、緩衝材、ストレッチフィルムなど

  • 単層・多層OPPフィルム:
    タバコ包装フィルム、パン・菓子の包装袋、生花包装フィルムなど

Q.EUの「使い捨てプラスチック指令」で定義されている「酸化分解型」添加剤とlyfecycleの違いは何ですか?

A.EU指令では、分解後にマイクロプラスチックを残すもの、または化学分解されるものを「酸化型分解プラスチック」と定義しています。

一方、lyfecycleの分解技術を使うと、マイクロプラスチックを残さずに、最終的に二酸化炭素・水・バイオマスへの生物分解がなされる(生分解)ことが証明されています。
そのためlyfecycleは酸化型分解に分類されません。

 

lyfecycleを添加した商品は、一般土壌環境下で、まず風化・分解が始まり、その後に生分解をしていきます。
この分解技術は国際特許を取得しており、「酸化型分解」との違いが証明され、また、斬新で独創的な技術であると認められています。

 

プラスチック汚染問題の影響を考えると、私たちの分野における技術とイノベーションは急速に進展しており、今後もその傾向が続くと思われますので、国も歩調を合わせていかなければなりません。

私たちは各国政府とも協力し、最新の生分解性の基準などについて情報を提供しています。

 

Q.埋め立てられて紫外線が当たらない環境の場合、lyfecycleを添加したプラスチックは分解されるのでしょうか?

A.埋立地は無菌状態であるため生分解されません。

lyfecycleは「漂流プラスチック」に着目して開発された技術です。


使用済みプラスチックの32%が、意図せず自然環境に流出されてしまっています。これらの漂流プラスチックを自然に還すことを目的として開発されました

また、そもそも環境中に流出することが避けられるような、適切なリサイクル体制を確立できるような技術を目指しています。

Q.海洋プラスチックの問題を解決するのに、lyfecycleの技術はどのように役立つのでしょうか?

A.lyfecycleは陸上におけるプラスチック廃棄物の問題に取り組む事にフォーカスしています。

なぜなら海洋ゴミの多くは、管理されていない埋立地から発生しているからです。
プラスチック製品が風化によって破砕分解され、マイクロプラスチックになり、風や雨によって河川に流れ込み、海へと運ばれていくのです。
この陸上における漂流ごみに対処することによって、海の環境破壊を引き起こす海洋プラスチックごみ問題を解決することができます。

私たちの願いは、lyfecycleの分解技術によって、世界的な廃棄管理システムを改善し、また、プラスチックをさらにリサイクルできるように協力し、プラスチック汚染がどこで発生しても対応できるように様々な解決策を生み出すことです。

Q.リサイクルではなく「ポイ捨て」を助長していませんか?

A.ポイ捨ては違法行為であり推奨されるものではありません。

廃棄は、プラスチック製品ごとに適切に、あるいはISO14021などの手順や各国の法規制に基づいてなされるべきです。


lyfecycleの使命は、サプライチェーンにおける各社、あるいは消費者がプラスチック製品を適切に取り扱うようサポートをすることです。

生分解性を謳ったプラスチックは色々とありますが、実際にはさまざまな課題があり、漂流プラスチックごみへの対応にも限界がありました。

 

私たちは、lyfecycleの分解技術を適切な形で採用いただけるブランドパートナーに商品を提供し、また、包装業界やリサイクル業界、NGO、行政とも連携し、100%リサイクル可能で生分解性のある包装材料を実現させることを目指しています。

 

Q.化石燃料から作られるプラスチックにlyfecycleを加えることは、化石燃料の需要を拡大させるだけではないですか?

A.私たちはプラスチックの使用の拡大を奨励はしてはいませんが、同時に、現代社会におけるプラスチックの重要な役割・必要性も認識しています。

感染症対策のマスク・手袋・ガウンといった防護具のように、プラスチックの適した使い方も見てきました。

 

プラスチックの使用が必要なとき、あるいは必要な用途に対して、それらがリサイクルシステムから漏れた場合、安全で環境に配慮した方法で廃棄されるべきであると考えています。

 

Q.lyfecycleの技術が誕生したきっかけは?

A.13D Global Strategy and Researchによると、自然環境におけるプラスチックの総量はこのまま進めば、2050年までに40億トンに達し、その約3分の2を包装材が占め、ポリプロピレン製包装材だけでも1億3千万トンにのぼるとされています。

これらが廃棄された場合、32%が海に流れ出て、68%が陸に残ると推定されています。

また、海で見つかったプラスチックの80%は、陸から海に流れ出たものであって、海に捨てられたものではありません。

プラスチック汚染問題は、その規模とその汚染が目に見えてわかるということから、他の環境問題とは異なり、人々の関心を集めています。

しかし、現在の取り組みは概して場当たり的で、人々の注目を集めるだけのような方法であり、問題の全容に対処しているとは言い難い状況です。

また、これまで開発してきたプラスチックを生分解させる技術も、部分的にしか成功していません。

 

私たちの使命は、テクノロジーを発展させて、自然がこのプラスチック汚染の危機に対処できるようにすることです。

lyfecycleは、マイクロプラスチックを残したり、自然環境に害を与えたり、大規模なリサイクルの流れを妨げるといったことをせずに、プラスチックの流出やポイ捨ての原因となりうるものを取り除き、プラスチックを自然に戻すことができるということを科学的に証明した、世界で最初の技術であると自負しています。

 

lyfecycleの製品概要については以下のページをご覧ください。

ご質問やお問合せについては、お問合せページよりご連絡いただけますようお願いいたします。