生分解性改質マスターバッチ|lyfecycle

lyfecycle(ライフサイクル)とは?

lyfecycle(ライフサイクル)は、 ポリエチレンやポリプロピレンを生分解性に改質するマスターバッチ添加剤です。

この画期的なマスターバッチは、PEやPP樹脂に添加することにより樹脂全体を生分解性に改質することを可能としました。

マスターバッチを2%添加するだけですので、元々のPEやPPの物性を損ねる心配もありません。

lyfecycleを添加した成形品は、想定使用期間が経過後に分解が始まり、最終的には水と二酸化炭素およびバイオマスに完全分解されます。

従来の酸化型分解性プラスチックの場合、分解過程で発生したマイクロプラスチックが環境中に長期間残留してしまうという懸念が指摘されていましたが、lyfecycleの場合はマイクロプラスチックが残らずに生分解される点が大きな特長です。

*「lyfecycle(ライフサイクル)」は「Cycle+(サイクルプラス)」から名称変更いたしました。

lyfecycleの特長

□ マイクロプラスチックが残らずに、完全に生分解される

□ わずか2%のマスターバッチ添加なので、PEやPPの物性を損ねずに使用可能

□ 通常のPEやPPとしてリサイクル可能

生分解の仕組み

lyfecycleは製品の想定使用期間経過後(18ヶ月〜24ヶ月)に分解が始まるように設計しています。

設計期間中であれば通常のPEやPPとしてリサイクルが可能です。

設計期間経過後、成形品の分解が始まります。PEやPPの炭素結合が切れることで低分子化していき、微生物による分解を経て、最終的には水と二酸化炭素、バイオマスに完全分解されます。

独自技術により、この過程においてマイクロプラスチックが残ることがありません。

従来の酸化型分解性プラスチックの場合、分解過程で発生したマイクロプラスチックが環境中に長期間残留してしまうという懸念が指摘されていましたが、lyfecycleの場合にはそのようなことはありません。

lyfecycleの製品概要を動画にて詳しくご説明していますのでぜひご覧ください。

*動画内での商品名は、「lyfecycle(ライフサイクル)」ではなく旧名称「Cycle+(サイクルプラス)」が使用されています。

マスターバッチの物理特性

キャリア樹脂:
相対密度 (g/cm³):
色:
形状:

PEまたはPP
0.92 – 1.02
ベージュ〜淡黄色
ペレット状

lyfecycleの使用方法

lyfecycleマスターバッチ(ペレット状)を2%、対象樹脂にプリブレンドして成形するだけです。

生分解性検証方法

lyfecycleを添加して成形した製品は、PAS 9017 規格に基づき、成形品としての生分解性能を第三者機関により検証しています。

当社にてこの検証プロセスをサポートいたしますので、ぜひご相談ください。

lyfecycleの用途

lyfecycleは、各種PP(ホモ、ランダム、ブロック)およびLLDPE、LDPEへの効果が確認されています。

レジ袋や食品包装用フィルムなどのフィルム製品だけでなく、カップやトレーなどの真空成形品、容器やフタなどの射出成形品等、さまざまな用途に使われています。

メディア紹介実績

lyfecycleは、画期的な技術に対する注目度の高さから、各種メディアで取り上げられる機会が増えています。

英国BBCの「Click」で取り上げられた際の動画をご紹介します。

lyfecycleに関するFAQ(よくあるご質問)

lyfecycleに関するFAQ(よくあるご質問)を下記ページにまとめてありますので、ご興味がございましたらご覧ください。

lyfecycleに関するFAQ(よくあるご質問)

lyfecycleのカタログ

lyfecycleのカタログは下記リンクからダウンロードいただけます。