CO2削減マスターバッチ|グリーンナノ
グリーンナノとは?
グリーンナノとは、通常のプラスチックにわずかな量を添加するだけで、焼却処分時のCO2発生量を大幅に削減する新技術です。
グリーンナノの特徴
特徴1.わずかな添加量なので物性への影響が軽微
グリーンナノは、機能性マスターバッチを少量(推奨添加量:3%)添加するだけなので、元のプラスチック製品の物性がほぼ維持されます。
これにより、材質変更による製品設計変更を最小限で済ませることができます。
特徴2.生産設備を変更する必要がない
グリーンナノを添加したプラスチックは既存の生産設備でそのまま製造が可能です。
イニシャルコストや手間を最小限に抑えながら、環境に配慮することができる技術です。
特徴3.取り扱いが容易なマスターバッチでの供給
グリーンナノは、CO2削減効果のある添加物(炭化促進剤)をプラスチック原料に加えることで、CO2発生を抑制しています。
この炭化促進剤をプラスチック中に十分に分散させることが必要となりますが、グリーンナノは炭化促進剤が適度に分散されたマスターバッチ状態で供給していますので、取り扱いが容易です。
特徴4.食品用途に展開可能
グリーンナノは食品用途にも使用可能な原材料のみで構成されていますので、食品包装材などにもご展開いただけます。
グリーンナノが適用できるプラスチック
グリーンナノは以下の樹脂に適用できることが確認されています。
- PE
- PP
- PS
- PET
- ABS
グリーンナノによるCO2削減のメカニズム
グリーンナノには炭化促進剤が含まれており、以下のステップにより二酸化炭素排出量を減らしています。
・炭化促進剤が脱水素の触媒として働くことで、可燃性ガスが発生する際に起こる炭化反応を促進。
・炭化物が通常よりも多く生成される。
・炭素が残渣(灰)に閉じ込められることで、大気中に放出されるCO2の量が減る。
グリーンナノのCO2削減事例
グリーンナノを添加したプラスチック成形品のCO2発生量を比較検証しています。
化粧品ボトルを例に、焼却炉(ストーカー炉)に見立てた加熱装置の中で、直接燃焼により排出するCO2ガス濃度をリアルタイムに測定し、CO2発生量の差を測定しました。
この事例では、CO2発生量が平均で37.77%削減されました。
グリーンナノの用途例
グリーンナノのカタログ
グリーンナノのカタログは以下よりダウンロードいただけます。
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